中秋節

今月21日は、一年のうちで満月が最も美しいと言われる旧暦8月15日の中秋節🌕

中国では、この日は巣立った子供たちも里帰りし一家団欒で夕食をともにする習慣があります。

 

中秋節に欠かせないものと言えば”月餅”

小豆や黒ごまの餡、松の実餡、塩漬けにしたアヒルの卵の黄身がはいったものなどが一般的ですが、私が暮らした蘇州では甘い餡は人気がなく、パイ生地のような皮に肉の餡を詰めた"蘇式月餅"が主流でした。

 

当時の様子を綴ったブログをここでご紹介しますね（長文ですが；）

 

 

さて、今日22日(←注:2010年)は「中秋節」

夜には一家団欒で月を見ながら月餅を食べる中国の祭日です。

蘇州では「肉月餅」が人気で甘い月餅はあまり好まれません。「肉月餅」が美味しいと評判の”長発西餅”の店頭には、毎年この時期になると長蛇の列ができます。今日、我が家は5年目にして初めて長蛇の列に加わりました。

 

午前中に行ったときは30分ほど並んだところで、私の前の人で売り切れ・・・「次の入荷は2時半だよ！だからとっとと帰って～」と追い払われ、”ならば2時前には行って並ぼう!!”と鼻息荒く駆けつけると、すでに大勢並んでいる...1回に焼きあがる量は約80個、お1人様20個限りで、ほとんどの人が20個買っていくから、4人が買うと次が焼きあがるのに15分待つことになる。隣で娘が「予約制にするとか、整理券を配るとか、毎年のことなんだから考えればいいのに！」と日本人らしい発想でブツブツ文句を垂れている。何気に横入りしようとする輩を阻止すべく、前の人の背中にお腹をくっつけるようにして待つこと1時間、ついに順番が回ってきた！もう12個しか残っていなく、当然20個買うものと思っている店のおばちゃんは次の焼き上がりを待つ態勢になっている。「あのう、8個でいいんだけど...」という私に「えっ、たったの8個!?」と驚いたような怒ったような顔をして包みを放った・・・

 

8個のうち2個をマンションのフロントのお姉さんに差し入れ、残り６個を娘と二人で完食!

さて、5年越しの月餅のお味は・・！？

「ハオチ～～♪」